なぜ最近のバンドは、分かりにくく長いバンド名が多いのか?
社会人音楽サークル ミュージッククラウド(@sessionmusicro1)です。
最近の音楽になるべく触れるようにしているのですが、「あ、これいいな!」と思っても、そもそもバンド名を忘れてしまうということが多く…。
ひとつには、明快にバンド名が長く、曲名のようなバンドが増えたというのが一要因だと思いますが…。
なぜこんなことになっているのでしょうか?
まずは、昔のバンドと今のバンドを比べて見てみましょう。
曲名なのか?と勘違いするバンド名がずらり
- ゲスの極み乙女
- 水曜日のカンパネラ
- カラスは真っ白
- 17歳とベルリンの壁
- 密会と耳鳴り
- ぼくのりりっくのぼうよみ
- とけた電球
- ヤバイTシャツ屋さん
…などなど。
見て分かる通り、どれもこれも曲名?となるものばかり。
ここにあげたほとんどが、単体名詞じゃなく、「形容詞+名詞」になっている…
だから、覚えられないんですね、少し謎は解けてきましたえ…。
90年代は、シンプルなバンド名が多い印象
90年代に活躍したバンド(一部)
- THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
- THE BLUE HEARTS
- LUNA SEA
- NUMBER GIRL
- ユニコーン
- すかんち
- 米米CLUB
- JUN SKY WALKER(S)
- X JAPAN
- SHOW-YA
- 怒髪天
- JUDY AND MARY
やっぱりシンプルですね。一応、00年代初頭も見てみましょう。
00年代初頭に活躍したバンド(一部)
- GOING STEADY
- 東京事変
- サンボマスター
- MONGOL800
- 10-FEET
- ELLEGARDEN
- フジファブリック
- THE BACK HORN
- チャットモンチー
もちろん、ここには一部しか載せていないので、何ともですが。
もちろん、昔にも曲名のような複雑なバンド名はいたかもしれないでしょうが、最近と昔で大きくネーミングの傾向が異なっているのが分かります。
尖ったネーミングの方が、ネットで注目される確率が上がるから
結局、なんでこんなことが起きているのかというと、それは、やっぱりSNSの台頭なんじゃないかって思っています。
面白い、良いコンテンツは、SNSでシェアされるから、ネーミングも面白くした方が…ということで、こんな長いバンド名とか、変わったバンド名が増えたのかなと思っています。
ただ、このネーミング合戦が過激になりすぎて、リスナー側からは覚えられなくなってしまっているのが現状で…。
これは、今や音楽に限ったことではなく、ラノベでも同じような減少が起きています。↓以下参照
と、少し話が横道にそれましたが、長いバンド名がトレンドになってはいますが、ネットで多くのバンドを知れる今、余計に埋もれてしまう一つの要因になってしまっているような気がするのは僕だけかな…。
V系は今も変わらずシンプルなバンド名がメジャー
実は、この中でネーミングが一貫してシンプルなのが実はV系。
例えば、最近だと…
- ソニックデスモンキー
- DADAROMA(ダダロマ)
- ザアザア
- グリーヴァ
- DEZERT
- ぞんび
90年代に、一世風靡をしたV系バンド
- X JAPAN
- LUNA SEA
- GLAY
- Janne Da Arc
- 黒夢
- Dir en Gray
- PENICILLIN
- MALICE MIZER
見ての通り、一貫してシンプル。
V系はかなり硬派ですから、「バンド名長くして、世間に流されるな!」などと言っているイメージが頭をちらつく・・・
結果的にバンド名が短いほうが僕は分かりやすくて、お互いを食い合うことなくて良いと思うんですよね。

MUSICROWD(ミュージッククラウド)編集部

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